知足通信
知足通信_Vol.02 テキスト版
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やめると決めた日
METHOD
集中と撤退
VOICE
受講生の声 4名
REPORT
10月のオフ会
CHISOKU LETTER
知足通信
第2号 Vol.02 2026年11月
経営判断を一人で抱える経営者へ
COVER STORY
何をやめるかを決める
複雑に絡む経営課題を構造で整理し、自社に必要な次の一手を決めるための実践型事業戦略スクール「知足」のニュースレター。第2号では、「集中と撤退」の判断、受講生の変化、10月に開催したオフ会の様子をお届けします。
10月24日 沖縄合宿
02 やめると決めた日
03 集中と撤退
04 受講生の声
06 活動レポート
07 イベント
08 編集後記
ページ 2
このページを誌面で見るINTERVIEW 代表インタビュー
黒字の事業を
やめると決めた日
株式会社koujitsu / 一絲 代表取締役
柴田 雄平
経営者にとって、利益が出ている事業ほど「やめる」とは言いづらいものです。柴田雄平も、育てた黒字事業を手放した経験があります。目先の売上だけでなく、会社全体の成長を見据えたとき、何を残し、何を手放すか。その判断の裏側と、撤退を決める基準を聞きました。
── やめると決めたのはどんなときでしたか
立ち上げた事業が黒字で回っていたときです。数字だけを見れば、続ける理由はありました。ただ、その事業は僕が現場から抜けると止まってしまう。規模を伸ばすほど、ほかの事業に使うはずの人や時間も取られる。何より、続ける理由を突き詰めると「ここまで育てたから、もったいない」に行き着いたんです。事業の利益だけでなく、会社全体にとって何が最適かを考えた結果、やめると決めました。簡単ではありませんでしたが、次に集中する事業が明確になりました。
── 何を基準にやめる・続けるを分けていますか
事業を始めるときに、やめる条件も決めます。売上や利益の計画は楽観・通常・悲観の3パターンで考え、期間や投資額の上限をあらかじめ置く。そこに達したら、気持ちではなく事実を見て判断します。難しいのは、数字が悪いときより、黒字でも自分の時間や人材が取られ続けるときですね。
── 同じ迷いの中にいる経営者へ
「ここまでやったから」と考えると、やめる判断は難しくなります。今の事業で本当に守るべきものは何か。これから伸ばす事業はどれか。一度立ち止まって、使える人・時間・お金を整理してみてほしいです。
何をやめるかを決めることは何に集中するかを決めること
ページ 3
このページを誌面で見る判断の型 7つのうち、今号は
05 集中 ― 何をやめて何に集中するか
01 目的
どこを目指すのか
02 現在地
何が起きているのか
03 課題
何が成果を止めているのか
04 選択
どの選択肢が合理的か
05 集中
何に集中し、何をやめるか
06 実行
誰が、何を、いつまでに行うか
07 検証
継続・修正・撤退をどう判断するか
代表の柴田は、自分がつくった黒字の事業をやめたことがあります。数字だけを見れば、続けない理由はありません。それでも手放したのは、何に集中するかを決めることが、何をやめるかを決めることと同じだったからです。やめるのが経営でいちばん難しい判断だと、柴田は言います。
やめると決めた三つの理由
01
利益は出ている。でも、自分が抜けると止まる
02
伸ばすほど、他の事業から人が取られる
03
続ける理由が「もったいない」しかない
やめる基準は、始めるときに決めておきます。計画は楽観・通常・悲観の三つで立て、撤退するラインを期間とコストの上限で先に置く。いちばん危ないのは、数字が未達になったときの判断基準が決まっていないことです。
新規事業で重要なのは、100個出す力より99個捨てる力
代表・柴田 雄平
開講18ヶ月の受講者数
累計200名超
受講生の事業規模
最大約10倍
受講生満足度
90%
PICK UP
【事業計画が崩れたら】
予算・期間・KPIから見直す事業戦略の作り方
計画を三つのシナリオで立て、撤退ラインを期間とコストで決める考え方を解説しています。
動画を見る
ページ 4
このページを誌面で見る受講生の声
VOICE 受講生インタビュー
勢いで広げた40店舗
設計し直して迷わない経営に
40店舗展開の経営者
受講生対談
株式会社DEP代表取締役 船越 剛司
拡大後に学んだ
戦略の大切さ
株式会社DEP
代表取締役 船越 剛司
動画で見たい方はこちらから
ピラティススタジオ運営
BEFORE
戦略を立てないまま、勢いで40店舗まで広げていた
AFTER
ロードマップから設計し直して
資金調達 約1億円
01 何に悩んでいたか
病院でリハビリの仕事をしていて、手遅れになる前に関われる場所をつくりたくて独立しました。教えてほしいという方が続いて、気づけば40店舗。戦略を立てずに広げてきたので、事業設計も組織もできていませんでした。
02 何を整理したか
商品開発の相談をしたとき、物流やECの話になって、まったく理解できませんでした。自分は事業のことが分かっていない。そう気づいて、ちゃんと学ぼうと決めました。決め手は、実績が出ていることと、話が論理的に組み立てられていることです。
03 どんな判断を変えたか
目標から逆算して、どの規模にいつ届くのか、そのために誰が必要かを、最初にロードマップとして引くようになりました。直営とFCの出店計画も、そこから設計しています。迷うたびに人に紹介してもらって場当たりで動く、という進め方はしなくなりました。
04 どんな変化・成果が出たか
実績のない赤字の状態でも、計画を示して約1億円の資金調達ができました。直営50店舗、FC135店舗という出店計画も、そこから引いたものです。いまは事業も組織も、どこに向かうかが設計されているので、まったく迷子になりません。
ページ 5
このページを誌面で見る判断の軸が通って、新規事業が黒字に
課題
メイン事業のほかに新規事業を増やしていく中で、一つひとつは動いているのに、この判断で合っているのか自信が持てませんでした。判断の基準は、PLへのインパクトと、これまでの経験からくる直感。相談できる相手もいませんでした。
変えた判断
施策を相談するたびに、なぜそれをやるのかと一段戻して問い返されます。感覚で付けていた優先順位を、続けるもの・やめるものと理由を付けて言えるようになりました。
成果
今期立ち上げた新規事業が黒字化しました。分からないことは人に聞き、同じ規模の経営者と関わるようになって、自分から動けるようになったことも大きな変化です。
自分では気づけない
「戦略の盲点」壁打ちで発見
SNS・教育事業
株式会社Levela
COO 安藤 凪
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要望を聞く側から、戦略から提案する側へ
課題
フリーランスから規模が大きくなって法人にしただけで、経営を学んだことがありませんでした。自分がコンサルの数を増やせば売上は増える。でも、そこに天井があることも分かっていました。
変えた判断
LINEで何をしたいかを聞く前に、お客様の事業と競合、強みと弱みを調べる。方向性を決めてから、ではLINEはこう使いましょうと提案する順番に変えました。要望を聞く側から、一緒に考える側へ回れた実感があります。
成果
直近で売上が1.5倍から2倍に。単価は上げていませんが、事業戦略から考えるぶん満足度が上がって紹介が増え、お客様の確認や承認も早くなっています。
LINEのプロが直面した
受託ビジネスの限界
そこから見えた事業戦略
LINE運用支援
株式会社RIVASOL
代表取締役 塩川 直人
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全部自分でやる会社から、組織で動く会社へ
課題
営業から提供まで、全部自分と仲間でやっていました。これからは組織として、計画を立てて動かなければいけない。そう分かってはいても、やり方が分かりませんでした。
変えた判断
幹部の2人と一緒に壁打ちに出て、社内に共通言語をつくりました。知足の資料があるので、どこまで細かく決めればよいのかを、仲間にも説明しやすくなりました。
成果
売上は以前の約2.5倍に。機能の良し悪しだけでなく、お客様に何が残るのかという視点をいただけたことで、自社の価値を言葉にし直せました。それがいちばん大きな変化です。
売上1.5倍
組織が変わった理由は
「共通言語」
AI活用支援
株式会社THA
代表取締役 西山 朝子
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ページ 6
このページを誌面で見るREPORT 活動レポート
10月 東京オフ会・沖縄合宿
沖縄合宿|AI時代の経営を学び、経営者同士で語り合う
東京オフ会 開催日:10/15 開催場所:新宿 参加人数:14名
沖縄合宿 開催日:10/24 開催場所:沖縄 参加人数:17名
10月24日、那覇で知足合宿を開催しました。勉強会では、参加者の事業紹介に続き、柴田雄平が「AIで仕事を減らす会社、AIで会社を伸ばす会社」をテーマに講義。AIによって競争優位や組織がどう変わるのか、経営者が何を判断すべきかを考えました。その後は食事を囲む交流会を開催。経営者同士で事業や課題を話し、学びと交流を通じて事業理解を深めました。
AIで代替される作業と、人が担う判断や信頼づくりを整理。参加者には、自社の強みをどこに置くか、人とAIの役割分担をどう変えるかという問いが投げかけられました。目先の効率化を超えた経営の話です。
勉強会後は居酒屋に移動し、食事を囲んで交流。参加者同士が日々の経営課題や新たな挑戦について話し、お互いの仕事や考え方をより深く知る機会となりました。
オフ会の様子を
動画で見る
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このページを誌面で見るEVENT これからのイベント
CHISOKU × LCONNECT
年商1億円の壁。
営業を強化しても
売上が伸びない会社の共通点
関与売上207億円超の
営業・集客のプロ
株式会社L・コネクト
代表取締役 岩佐 やすか
年商1億から3億へ。
経営者が見直すべき事業戦略と営業戦略
累計1,800社超を支援した
事業戦略家
株式会社koujitsu / 一絲
代表取締役 柴田 雄平
2026.11.25(水)14:00-15:00
特典 書籍「ブースト事業戦略」無料配布 参加費無料|オンライン開催
2026年11月25日(水)14:00〜15:00 オンライン開催(Zoom)/参加費無料
営業活動を増やしているのに、思うように売上が伸びない
こんな経営者・事業責任者におすすめ
・年商1億円前後で、売上の伸び悩みを感じている
・営業や集客を強化しているが、成果が安定しない
・社長自身が営業を担っており、組織化が進まない
・営業担当の採用や外注を検討している
・年商3億円に向けて、次に何を優先すべきか整理したい
・営業施策だけでなく、事業全体の成長戦略を見直したい
オフ会の開催予定
11/20 名古屋|オフ会
12/10 東京|オフ会(忘年会)
※オフ会は受講生以外の方もご参加いただけます。詳細はお問い合わせください。
今号のアクション
次の経営判断を整理したい方へ
まずは無料ウェビナーへ
QRコード(電子版ではリンク)からお申し込みいただけます。
申し込む
ページ 8
このページを誌面で見る編集後記
EDITOR'S NOTE 編集後記
今号では、黒字事業をやめた僕自身の経験を振り返りました。
経営には、続ける判断と同じくらい、やめる判断が欠かせません。
知足では、経営者が課題を持ち寄り、意見を交わしています。何を優先するかを自分の言葉で決める力を、日々磨く場でありたいと考えています。
先日の沖縄合宿でも、AI時代の経営を学びながら、参加者同士が事業への向き合い方を話す時間がありました。
年末を迎える前に、今年「やめること」を一つ決めてみてください。
株式会社koujitsu / 一絲
代表取締役 柴田 雄平
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発行:株式会社一絲 事業戦略スクール「知足」 制作協力:ニュースレター株式会社