月刊Bコミ通信
月刊Bコミ通信 2026年10月号(答え合わせ版) テキスト版
フリップブックで読むページ 1
このページを誌面で見るAI相場の読み方
「AI」を掲げる会社が勝つとは限らない
月刊 Bコミ通信
毎月発行 2026年10月号 Vol.15 坂本慎太郎(Bコミ)
AIで稼ぐ会社の探し方
決算で見るべき4つの数字
STAFF HOSHINO'S COLUMN
三井住友FGと東京海上HDが優待を新設
三井住友FGは100株を1年以上で5,000円相当のVポイント
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このページを誌面で見るGREETING
皆さんこんにちは、
Bコミです。
今月も「月刊Bコミ通信」をお届けしていこうと思います。
このニュースレターでは、月に1度、相場についての話や、皆さんの投資に役立つ情報、コラムなどをお届けしていきます。
普段、ラジオやメルマガ、SNSなど、いろんな媒体で情報発信をしていますが、その中でもこのニュースレターは気楽に読んでもらえるように書いていくつもりです。
その分、いつもよりくだけた表現を使うこともあるかもしれませんが、ぜひ楽しんでお付き合いいただけると嬉しいです!
AI相場を見るうえで、これから重要になりそうなのが「AIを作っているか」だけではなく、AIを使って実際に利益を生み出せているかです。
これまでのAI相場では、GPU、半導体、データセンターなど、AIを動かすためのインフラを作る企業に大きな注 業がその代表です。
当然、AIを普及させるには、まず大量のGPUやデータセンターが必要です。
そのため、最初に「AIを作る側」が大きく伸びるのは自然な流れでした。
今月の相場
2026年9月末 時点
日経平均株価 直近1か月の値動き
+3.1%
日経平均
9月末までの1か月
148円
米ドル円
9月末終値
※数値とグラフはイメージです。毎号、締切時点の実際の数字に差し替えます
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このページを誌面で見るCOVER STORY
AI相場は「AIを作る会社」から
「AIで稼ぐ会社」へ
大事なのは「AIを作っているか」ではなく、AIを使って実際に利益を生み出せているかです。
作る会社
GPU・半導体
提供して稼ぐ会社
クラウド・AI
使って稼ぐ会社
AIで利益率を上げる
しかし、ここから相場の見方が少し変わってくる可能性があります。
注目されていたのが、Amazon、Microsoft、Googleなどの決算です。AmazonではAWSの売上が大きく成長し、MicrosoftではCopilotの有料利用者が増加。
Googleもクラウド事業の利益率が改善するなど、AIやクラウドへの巨額投資が、少しずつ実際の売上や利益につながり始めています。これは非常に重要な変化です。
AIブームについては以前から、「これだけ巨額の設備投資をして、本当に回収できるのか?」という疑問がありました。
どれほど素晴らしい技術でも、最終的に利益につながらなければ、株式市場では永遠に評価され続けることはできません。
逆に言えば、AIへの投資が本当に利益を生むことが確認されれば、話は変わります。
この循環が成立し始めれば、AI関連への投資そのものにも説得力が出てきます。
そして、その次に注目したいのが、AIを提供する企業だけではありません。
AIを使うことで、これまでより効率よく利益を出せる企業です。
こうした企業は、AIそのものを販売していなくても、AIによって利益率を改善できる可能性があります。
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このページを誌面で見る01 投資が利益に変わる循環
① 設備投資をする
② AIサービスを提供する
③ そこから収益が生まれる
④ その利益を使って、さらに次のAI投資をする
02 解説
次に注目したい「AIで稼ぐ会社」
例えば、
■ AIによって人件費を抑えられる会社
■ 営業効率を高められる会社
■ 広告やマーケティングの精度を上げられる会社
■ 開発速度を大幅に上げられる会社
■ 顧客対応を自動化できる会社
インターネットの普及でも同じことが起きました。
最初は通信インフラやネット関連企業が注目され、その後、インターネットを使って新しいビジネスモデルを作った企業が大きく成長しました。
AIでも同じように、「AIを作る企業」→「AIを提供して稼ぐ企業」→「AIを使って稼ぐ企業」という順番で主役が広がっていく可能性があります。
ここで大切なのは、「AIを導入している」という言葉だけで判断しないことです。
今後は多くの企業が決算説明資料などでAI活用をアピールするようになるでしょう。ただ、AIを使っていることと、それによって利益が増えていることは別の話です。
例えばAIを導入したことで作業時間が短くなっても、その分だけコストが増えていれば、利益にはつながりません。
逆に、売上が大きく伸びていなくても、AIによって人員配置や業務効率が改善し、利益率が上がっているのであれば、それは企業価値を高める要因になります。
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このページを誌面で見る03
AIの恩恵は全業種に
金融・広告・小売・物流・製造。これまでAI銘柄と見られていなかった業種からも出てきます。
04
見るべきは発表ではなく数字
だからこれからは、AIを使っている発表そのものよりも、その結果として売上高、営業利益率、1人当たりの生産性などがどう変化したのかを見ることが重要になってきます。
AIの恩恵を受ける企業は、必ずしもテクノロジー企業とは限りません。
金融、広告、小売、物流、製造業など、これまでAI銘柄とは見られていなかった業種からも、AIによって収益構造を改善する企業が出てくる可能性があります。
そう考えると、AI相場の裾野はこれまで以上に広がっていく可能性があります。
もちろん、だからといってAI半導体株が終わったという話ではありません。
半導体需要そのものは強く、設備投資も継続しています。
重要なのは、「AI関連株だから買う」という一括りの見方から、「この会社はAIからどうやって利益を生み出すのか?」を見る段階に入ってきたということです。
決算で見るべきポイント
これから決算を見るときも、単に「AIに○○億円投資する」というニュースだけを見るのではなく、次の数字を見る必要があります。
1 その投資によって売上がどれだけ伸びたのか
2 利益率は改善しているのか
3 投資した資金を回収できているのか
4 AIによって従来の事業がどれだけ効率化されたのか
まとめ
■ AI相場の次の勝ち組は、派手に「AI」を掲げている企業とは限らない
■ AIを使い、本当に利益を増やした会社を探す段階に入っている
これからは、そこを探す相場になっていくのかもしれません。
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このページを誌面で見るCOLUMN
スタッフ星野の
株主優待コラム
みなさんこんにちは!星野です。株主優待といえば、飲食店の食事券や自社商品の詰め合わせなどが定番ですが、最近では大手金融会社にも優待制度が登場しています。今回は、株主優待を新設した三井住友フィナンシャルグループと東京海上ホールディングスに注目します。
まず三井住友フィナンシャルグループは、2026年9月30日を基準日として株主優待を導入します。100株以上を1年以上継続保有すると5,000円相当のVポイント、1,000株以上を5年以上保有すると3万円相当のVポイントがもらえます。
Vポイントとは、三井住友カードなどでおなじみの共通ポイントで、1ポイント=1円相当で買い物に利用できます。VポイントPayにチャージすれば、Visaのタッチ決済に対応した店舗やネットショッピングなどで使えるほか、クレジットカードの支払いへの充当などにも利用できます。Visaの加盟店は沢山ありますから、使い勝手はよさそうです。
さらに、100株以上の株主には円定期預金3カ月ものの金利を店頭表示金利に「年1.0%(税引前)」上乗せするクーポンも用意されています。預入上限は1,000万円です。
仮に1,000万円を3カ月預けた場合、上乗せ分だけで税引前約2万5,000円となる計算です。銀行の金利が低い時代なので、かなり目を引く特典といえそうですね。
三井住友FG 証券コード 8316
優待の条件 100株以上を1年以上の継続保有
100株以上 5,000円相当のVポイント
1,000株以上 3万円相当のVポイント(5年以上)
基準日 2026年9月30日
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このページを誌面で見る月刊Bコミ通信
株主優待コラム/まんが・頭の体操
スタッフ星野の株主優待コラム
一方、東京海上ホールディングスも株主優待を新設。2027年3月31日を初回基準日とし、100株以上を3年以上継続保有した株主に、初回は7,500円相当、翌年以降は2,500円相当の電子マネーなどが贈呈される予定です。
さらに両社とも株式分割を予定しています。三井住友FGは1株を2株に分割するため、現在の株価が約6,800円ですから、分割後は約3,400円が目安の株価です。一方、東京海上HDはなんと1株を15株に分割する予定で、現在約7,800円の株価なので分割後は約520円になる予定です。東京海上HDは、分割後にはより優待を取得しやすくなりますね。
優待だけでなく、配当や業績、株価水準も確認しながら、じっくり保有する銘柄として検討したいところです。それでは、また次回お会いしましょう。
ということで、今月は以上になります。また来月お会いしましょう。
次ページに重要なご案内があるので、ぜひそちらもチェックしてみてくださいね。
投資のための頭の体操
□に入る言葉は? ヒントを手がかりに考えてみてください。
① もうはまだなり まだはもうなり
相場の転換点
② 頭と尻尾はくれてやれ
欲張らない
③ 人の行く裏に道あり花の山
逆張り
答えはこちらから
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まんがでわかる 今月のニュース
AIとつく株は
全部買いだ
どれもAI導入と
書いてある
増えたのは
利益率のほうです
作る会社より
稼ぐ会社か
今月の特集「AIで稼ぐ会社の探し方」を、4コマにしました。
ページ 8
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